(独)製品評価技術基盤機構より、「特定計量証明事業者(MLAP制度)」の認定を受け(平成16年5月)、特定計量証明事業所登録を取得いたしました(福島県 特第1号)。
これにより、下記分野の媒体を対象として、試料採取から測定分析まで一貫した受注体制が整いました。
これまで培ってきました豊富な経験を元に、迅速で正確な測定分析でお客様のニーズにお応えいたします
PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含む電気機器や廃棄物等については、特別措置法によって2023年までに処分することが定められ、現在、中間貯蔵・安全事業株式会社(JESCO)や無害化処理認定施設によって適正に処理されています。しかしながら、その量は多く、2019年12月に基本計画と法律の整備により処理期限が2027年3月まで延長されました。
※ 高濃度PCB廃棄物に関しては、現在JESCOだけが処理可能ですが、最長でも2023年3月までの予定なので、それまでに高濃度PCB廃棄物を処分しないと事実上処分することができなくなります。
私どもは、各種廃棄物のPCB含有濃度についてGC/ECD法で正確に分析し、お客様のPCB廃棄物の円滑な処理をお手伝い致します。また、ご要望があれば電気機器からの採油等サンプリングを行うことも可能です。お気軽にご相談ください。
PCB焼却処理に関しては、株式会社クレハ環境へ
難燃性色素などの原料に用いられるテトラクロロ無水フタル酸に、約1,000ppm~2,000ppmのヘキサクロロベンゼン(HCB)が含まれていることが、平成18年3月に公表されました。HCBは、化学物質審査規制法で人に対して発がん性のある第一種特定化学物質に指定されています。私どもはプラスチック製品などに含まれる極微量のHCBを分析する手法を確立しました。懸念されている製品について、ご相談を承ります。
試料を冷凍粉砕した後、溶媒抽出、濃縮して、GC/MS法にて定量分析いたします。定量下限値 0.2 ng/g
環境ホルモン作用が疑われている化学物質は多数あります。 私どもは、ダイオキシン類、PCB、DDT等農薬類のほか、プラスチック中のビスフェノールA、フタル酸エステル類、フッ化物等や、環境水中のノニルフェノール、有機スズ、エストラジオールなどの分析で多くの実績を積んできました。
媒体としては、土壌、底質、廃棄物、食品包材などに関して豊富な経験があります。 環境ホルモンの分析は、当社にぜひご相談ください。
前処理は、環境試料の場合、外因性内分泌撹乱化学物質調査暫定マニュアル(平成10年10月 日環水管第278号)に準拠した方法によりますが、高分子試料のように特殊な媒体の場合は、当社が開発した方法により行っております。いずれの場合も、GC/MS法にて定量分析いたします。
有機系フッ素化合物であるPFOSやPFOAはその撥水性の高さから、防汚剤や塗料、消火剤といった工業製品や家庭用品など幅広い分野で使用されてきました。しかしこれらは環境中での安定性が高いことから、地球規模での環境残留や生体蓄積が問題になっており、国際的な規制が検討されています。
国際的な動向としてはすでに昨年POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)においてPFOSおよびPFOS類縁物質として規制対象物質への追加が提案されました。
PFOSにおいて日本では化審法に基づき、第1種特定化学物質に指定され、
製造・輸入・使用が禁止されました。
当社ではいち早く測定法について検討を始め、環境試料(水質、底質)および、プラスチック材料中のPFOS、PFOAの分析法を確立しました。分析は、環境試料については固相抽出-LC/MS/MS法、プラスチック材料については、溶媒抽出-LC/MS/MS法により行うことができます。
また、炭素数が異なるPFOS/PFOA類縁化合物として、下記に示す合計8種類の有機系フッ素化合物の分析にも対応しておりますので、お問い合わせ・ご相談ください。
PFOS焼却処理に関しては、株式会社クレハ環境へ