POPs農薬の調査から、適正処理までの一貫した測定分析を行います。2001年5月スウェーデンのストックホルムで、残留性有機汚染化合物(POPs:Persistent Organic Pollutants)の製造使用の廃絶、排出の削減等を目的とした条約が採択され、2004年5月に発効しました。
この残留性の高い有機汚染化合物(POPs)である12物質(DDT、BHC、PCB、ダイオキシン類、アルドリン、エンドリン、クロルデン、ディルドリン、トキサフェン、ヘプタクロル、ヘキサクロルベンゼン、マイレックス)の中で、下記の7物質がPOPs農薬として指定され、国内で過去に埋設された農薬の適正な処理が求められております。当社は、これらPOPs農薬の調査分析の受託をしております。また、POPs農薬燃焼時の排ガス分析に関する多数の実績があり、調査から適正処理までの一貫した測定分析を特色としております。
POPs農薬
DDT(o, p’-DDE、p, p’-DDE、o, p’-DDD、p, p’-DDD、o, p’-DDT、p, p’-DDT)BHC(α-BHC、β-BHC、γ-BHC、δ-BHC)アルドリン、エンドリン、クロルデン、ディルドリン、ヘプタクロル
試料 | 試料採取法 | 分析方法 | 定量下限値 |
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排ガス | JIS K 0301に準拠 | 洗込み液を「農薬等の環境残留実態調査分析法」に準拠して分析 | 0.01μg/m3N |
土壌、燃え殻 | 「農薬等の環境残留実態調査分析法」に準拠 | 0.5μg/kg | |
水質 | 「農薬等の環境残留実態調査分析法」に準拠 | 0.005μg/ℓ |
環境試料中の農薬分析でも豊富な実績を積んでおります。下記以外の試料についてもお気軽にご相談下さい。